目の状態を理解する

度数とは何ですか?

眼鏡の度数/処方があるということは、遠く、近く、あるいは両方で、焦点を合わせることができず、鮮明な視界が得られてないことを意味します。度数がある場合は、度数の程度と種類を表す数字が付いており、ディオプター(D)という単位で測定されます。
球面 シリンダー 加入度数 Prism & Base VA
右(OD)
+1.50
-0.75
180
+2.00
2 base in
6/6
左(OS)
-1.50
-1.75
90
+2.00
1 base up
6/7.5
私たちの目は必ずしも左右対称ではないため、右目と左目で度数や処方が異なることがありますが、これは一般的なことです。通常、処方箋には「右」と「左」と明記されていますが、「OD」(右)と「OS」(左)の略称で記載される場合もあります。

球面

球面は、遠視または近視を矯正する度数レンズのパワー/強度(ディオプター単位)を表します。
  • 近視はマイナス(-)で表されます
  • 遠視(遠視)はプラス(+)で表されます
  • 度なし(正視)の場合は「0.00」または「平面」と記録されます。
数字が大きいほど視力は低下し、眼鏡やコンタクトレンズを装着しないと良好な視力が得られません。度数は0.25単位で記録されます(例:0.00、+0.25、+0.5)。
上記の例では、この患者の右目は遠視で、左目は近視です。

シリンダー

乱視の度数(ジオプトリー単位)を表します。この欄が空欄の場合は、乱視がないことを意味します。乱視の度数も0.25単位で記録され、通常はマイナスの度数で表記されます(例:-0.75)。ただし、このマイナスの度数は、上記のように近視を示すものではありません。片方の目の乱視度数が「-」で、もう片方の目が「+」と記載された処方箋を受け取った場合は誤りですので、検眼医(オプトメトリスト)にご確認ください。

軸は、シリンダーレンズの回転または角度を表し、1~180°の度数で測定されます。90°は垂直方向、180°は水平方向を表します。数値が大きいほど乱視度数が高いわけではなく、眼球内の乱視の位置を示すのみです。シリンダー度数がない場合、軸も存在しません。軸に数値は記録されているのにシリンダー度数に数値が記録されていない場合は、誤りですので、検眼医(オプトメトリスト)にご確認ください。

加入度数

Addは「Addition(加入度数)」の略で、老視がある場合に使用されます。Addは遠用度数と近用度数の差を表します。Addがない場合は、近用度数として加入度数がないことを意味します。

Prism & Base

より複雑な目の状態や処方の問題を抱える患者様の中には、プリズム機能を備えた特殊なレンズが必要となる方もいらっしゃいます。プリズムは光を屈折させるため、プリズムレンズの処方には、通常の度数検査に加え、より詳細な検査が必要となります。プリズムレンズが必要な場合は、検眼医(オプトメトリスト)にご相談ください。

VA(視力)

VAは視力(Visual Acuity)の略で、視力の度合いを表す単位です。「6/6」は一般的に「完全な視力」とみなされ、「20/20」と記録されることもあります。通常、2番目の数字が大きくなるにつれて視力が低下します。例えば、6/9の視力は6/6の視力よりも悪くなります。